武尊VS天心の時系列をまとめてみる

ここ数年格闘技界で最も望まれているカードの一つと言えば、武尊VS那須川天心でしょう。

私個人としてはこのカードはすごく見たい。もしPPVが1万円ぐらいだとしても買うぐらい見たい。
だが個人的にこのカードが実現する可能性は限りなく低いと思っていました。

理由としては、武尊が所属するK-1が乗り気ではない事天心ボクシングに数年のうちに転向するため残された時間が少ない事。

ですが2020年12月31日RIZIN.26に武尊が来場、那須川天心の試合を観戦し試合終了後に会話を交わしました

もしかしたらこのドリームカードが2021年に実現するかもしれません。

その時の為に今回はこのカードがなぜここまで拗れに拗れたのか、時系列を振り返ろうと思います。

事の発端は2015年まで遡る・・・

2015年、RISEREBELSビッグバン~統一への道~の3団体が協力し2014年に旗揚げした団体BLADEが-55Kgのトーナメントを開催します。

このトーナメントには現RISEバンタム級王者鈴木真彦やSB王者内藤大樹、現在K-1で活躍中の村越優汰などそうそうたるメンバーが出場。
そしてその中に”神童”那須川天心がいました。

当時16歳ながら、すでに村越を破りRISEバンタム級王者に輝いていた那須川天心は優勝候補に挙げられ期待通りのいや期待以上の強さを見せつけ優勝を果たしました。

その優勝後のインタビューからこの物語は始まります。

那須川天心が当時K-1-55㎏王者武尊に対し「かかってこいって感じ、このリングでやれればいいかな。全KOで勝てたので僕のほうが上」と宣戦布告。

その後武尊は当時保持していたKrush-58Kg王者K-1-55Kg王者の防衛に専念するために返上することとなります。

その会見で那須川に関して質問され「人づてに話は聞いた、K-1の世界チャンピオンになった時から闘いたいという声が届いておりそのうちの一つとしか捉えていない。もしK-1で組まれればいつでもやる。必ず倒す自信がある。」と答えました。

15.8.5 武尊がKrush-58kgの王座を返上/Krush Press Conference


ちなみにこの質問をしたのは現K-1プロデューサー中村拓巳氏 動画11分8秒~)

その後11月に開催されたK-1で-55Kg王座を防衛した武尊に客席にいた那須川が対戦を直訴するシーンが。


ここでは武尊は「RIZINで)組まれればやる」と答えています。

ここで話をK-1とRIZINの関係性に移します。

2015年の年末に旗揚げされたRIZINにK-1王者の武尊と当時K-1に所属していたHIROYAが出場し両者勝利。


その後2016年9月のRIZINに木村フィリップミノルがMMAルールでチャールズ・”クレイジー・ホース”・ベネットと対戦し開始7秒で飛び膝に右ストレートを合わされその後パウンドアウト。
衝撃の秒殺KO負けを喫します。

この両者は2016年大みそかにも再戦が予定されていたがベネットのビザが下りず急遽中止。
そのRIZIN2016年大みそか大会に初参戦したのが那須川天心でした。
那須川は初のMMAルールでニキータ・サプンと対戦し、あわや腕十字を取られかけるも逃れバックからのパウンド連打でKO勝ち。

2016.12.29 第8試合:那須川天心 vs ニキータ・サプン

その後2日後の大会にも出場を直訴しメディカルチェックなど受けまさかの出場。そしてまさかまさかの一本勝ち(ニンジャチョーク)衝撃のRIZINデビューとなりました。

この約3か月前に当時K-1プロデューサーだった前田憲作氏がK-1プロデューサーを退任し、武尊や卜部兄弟、山崎秀晃らが前田憲作率いるチームドラゴンを離脱し「KREST」を立ち上げます

ここでK-1とRIZINの直接の関係性は途絶える事となります

そして2017年

名前が大きく浸透した那須川天心と武尊の対戦は常にファンから望まれていたが実現せず。

その年の大みそかに那須川はRIZINキックルールの1Dayトーナメントに出場。
浜本”キャット”雄大、藤田大和を破り優勝を果たします。

その優勝インタビューで那須川は会場のファンに「誰と見たいか?」と問い、 ファンから「武尊!」という声が上がると「ぜひ来年中にやりましょう!」と発言し会場は大いに盛り上が理ました

だがこのトーナメントがある騒動の発端となります。

その騒動とは2018年当時K-1スーパー・フェザー級王者であった大雅の王座をはく奪及び3月のK’sFESTA.1で対戦が決まっていた武尊との試合をキャンセルといった内容

K-1側の理由としては「契約の合意事項の一方的な破棄を含む不当な要求があった」という主張。


その後大雅が所属するTRY HARD GYMの会長代行である兄HIROYAが会見を開き契約違反とは「2017年大みそかのRIZINキックトーナメント出場」であったことが語られました。
結果「当時の宮田充プロデューサーから許可が下りず、出場は実現しなかった」と語っています。

そしてこの会見でK-1の契約体制が暴露され、試合ごとに1年の契約延長なという内容が物議を醸しました。

この会見後の2018年5月さらなる騒動が週刊誌を賑わす事となります。

記事に書かれていたのは那須川天心が2017年大みそかのRIZINキックトーナメント後のインタビュー内容が営業妨害にあたり、イメージダウンによってスポンサーが離れた為那須川側(本人と父)とRIZIN運営会社を民事訴訟で訴えたといった内容。

この一連の騒動の後の9月、格闘技界を驚かせるカードが発表されます。

そのカードとは9月のRIZIN.13で那須川天心VS堀口恭司という2人の最強が相まみえるといったカード。

このカードはRIZINのみならず格闘技界を大いに盛り上げることとなります。
そしてこの試合が行われる約1週間前に行われたK-1でスタウロス・エグザコスティスを辛くも判定で下した皇治が勝利後のリングでこのカードに対し触れ、武尊に12月の大阪大会での試合をアピール。

その後の試合後に勝利後マイクを取った武尊皇治のマイクの内容に対し「中途半端な内容で俺の名前はともかくほかの名前出してんじゃねよ。決まったら12月ぶっ飛ばす」と対応。

この那須川や堀口の名前を出さない発言にファンから批判が起こる事となります。

そして12月武尊VS皇治が正式決定。
その大会ではライト級トーナメントが行われたもののその決勝を差し置きメインイベントとなります。

肝心の試合内容は終始武尊が圧倒するも皇治が驚異の打たれ強さで判定へと縺れ込むが3-0の武尊の勝利。

【OFFICIAL】武尊 VS 皇治 2018.12.8 K-1 WORLD GP【株式会社メインステージPresents K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチ】


その試合後の勝利者マイクで皇治へ盛り上げてくれた感謝を述べると共に「団体の壁があるのはわかっている。望まれている相手もわかっている。必ず実現させ勝つ。」と那須川の名前こそ出さなかったが連想させる内容でファンに希望を持たせるマイクとなりました。

その23日後の大みそか日本格闘技史に残るカードが行われます。

そのカードとは”那須川天心VSフロイド・メイウェザーJr“特別ボクシングルール。

非公式な試合ではあったが那須川はメイウェザーに圧倒的な力の差見せつけられ敗北します。

その後年が明けた2019年

RIZINのドキュメンタリー動画「RIZIN CONFESSIONS」にてメイウェザー戦を振り返るとともに武尊のマイク内容に触れていました。

【番組】RIZIN CONFESSIONS #32

那須川が「それをやるなら東京ドームしかない」と発言し、それを見たのか武尊が「東京ドームで会いましょう」とTwitterで反応。

ファンは実現への期待を加速させました。

だがそれ以降何も進展は見られず。ファンは武尊のTwitterへ「逃げるな」などと罵詈雑言を浴びせます

8月RISEの会見でファンから「武尊とやったら何%の確率でKOか?」の問いに「やるやらないよりやれないんじゃないですか?」と発言し武尊がTwitterで「やれないその状況を悪化させないように何言われても黙ってた。来年オリンピックの年に格闘技の大きな大会を開きそこで実現させる」と発言。

2019年9月RISE WORLD SERIESの-58Kgトーナメント決勝で志朗を下した那須川はリング上でまたもや武尊へメッセージを送ります。
SNSで書き込むのなら正式な話を下さい。僕は待ってます」と・・・

那須川天心vs志朗/Tenshin Nasukawa vs Shiro|2019.9.16【OFFICIAL】

武尊本人もこれに「オファー出せるならとっくに出してる、絶対に実現させるから待ってて」と反応する。

その後も、武尊は「大人と話し合っている」と発言し自身のYoutubeなどで那須川の名前を出すなどはしているものの、実現に対する具体的な発表や目に見える動きはありませんでした。

2020年3月のK,sFESTA.3でも武尊は団体の垣根を超えたビッグマッチを訴えかけるも、天心自身は武尊戦に関し興味を失っているような素振りも見られました

そして2020年9月27日に行われたRIZIN.24でK-1から移籍をしてきた皇治と那須川天心が対戦
この試合前の8月皇治のRIZIN移籍会見で皇治が「武尊VS天心を実現するためにここにきた」という発言に武尊が不快感を示すことも。

肝心の試合内容は那須川が皇治を文字通り手も足も出させないような完全勝利。
試合後に皇治が「天心より武尊のほうが強い」などと発言しファンの間でまたもや論争が巻き起こるなどこのカードへの興味はまだ失われていませんでした

そして2020年12月31日のRIZIN.26に武尊が来場。

試合後の那須川と会話を交わすシーンもありました。そしてRIZINのインタビューに答え「今回は意思表示の為に来た」と発言。

その後K-1P中村拓巳氏が「このカード実現の為に、前向きに頑張っていきます」とTwiiterで発言しファンの実現への期待は最高潮に達しています。

そして2021年・・・

大晦日に天心の元に現れた武尊。

そのお返しとばかりに3月28日のK’FESTA.4 Day.2メインイベント武尊vsレオナ・ペタスの試合前、那須川天心が姿を現します。

試合は武尊がKOでレオナを下し、マイクでも晴々とした姿を見せこのドリームマッチ実現へ希望を感じさせました。

そして4月那須川天心はTBS系「炎の体育会TV」内にて2022年3月でのボクシングへの転向を正式の表明。

そしてRIZIN.28の追加カードが発表された6月1日RIZIN榊原CEOは会見で「6/13は武尊vs天心を実現させるための中立イベントを予定していた」ことを明かしました。

これは武尊の怪我で流れた様子ですが、確実にこの世紀の瞬間が近づいてることを感じます。

9月23日にはRISE WORLD SERIESで鈴木真彦との再戦が行われます。

大晦日のRIZIN、そして来年のRISEでの最終戦を合わせて残り2戦と考えて良いでしょう。

そして、2021年12月13日現在大晦日まで3週間を切った現在もこのカードは決まっておりません。

RIZIN榊原CEOも記者会見で「ノーコメント」を貫いています。

そして武尊が

とツイート。

12/24 那須川天心 vs 武尊 正式決定!

大晦日まで1週間を切っても那須川天心の相手が発表されない中

12月24日正午突如、那須川天心vs武尊正式決定のアナウンスが!

今年の大晦日ではなく、来年6月に中立の舞台、会場は未定。

ルールは前日58Kg契約でリカバリー4Kgまでで、当日計量も実施。

現在の階級の違いをルールで埋める形となりました。

そしてK-1ルールでは認められていない、ワンキャッチ・ワンアタック(=つかんでからの攻撃は1回)もOK

大会自体も中立の舞台として榊原CEOがプロデューサーを務めるそう。

天心もキック引退を6月まで延期。

K-1vsRISEの対抗戦も実現するのでしょうか?

これから半年をかけてどんどん盛り上がっていくはずです。

6年以上に及ぶこのストーリーがどういう結末を迎えるのか。

追加情報あれば、追記していきます!

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