朝倉兄弟や那須川天心、堀口恭司らの登場で盛り上がってきたここ数年のRIZIN
今の時代らしい、YoutubeやSNSからファンになった層が多いと感じます。
今の若いファンはPRIDEやUFCなんてよく知らないのでは無いか?
なら分かりやすいようのざっくりと解説しましょう!
「UFCとはなんぞや!!」

UFCの誕生
1993年11月に第一回大会が行われたUFC

発端は1988年位発売されたグレイシー一族の異種格闘技戦などが収められたVFS「グレイシー柔術・イン・アクション」を観た広告代理店のアートデイビーがホリオンらに提案し創設されました。
UFCの象徴であるオクタゴンケージ は修斗がプロ化前に行った「プリ・シューティング」の八角形のリングを基にしたという話もあります。
当初は今の様にルールが整備されておらずOFGも付けず素手で殴り合う戦いでした。
ノー・ホールズ・バード禁止法
開催当初から話題を呼び、PPVの売り上げも好調だったUFC
ですがそのバイオレンス性から社会的批判も高まってきていました。
そしてUFCのPPV売り上げに脅威を感じたボクシング界。
親ボクシング派の上院議員ジョン・マケインが「UFCは人間による闘鶏」と問題提起し当時の総合格闘技の呼び名から取り「ノー・ホールズ・バード禁止法」が制定されます。
アメリカ合衆国50州の内36州が制定し、UFCは規制の緩い州を転々とせざるを得なくなります。
その後UFCはルールの整備やロビー活動などにより徐々に活動できる州を増やしましたが、全米での解禁は2016年3月までかかりました。
PRIDE買収
1997年に誕生しすぐに日本のみならず世界中に人気が広がったPRIDE
当初はUFCからもPRIDEに参戦していましたが、2006年の「フジテレビショック」以降PRIDEの経営は悪化
そして2007年にUFCの最高経営者ロレンゾ・フェティータがPRIDEを買収

3月27日に行われた記者会見でPRIDEとUFCを同時に開催し「格闘技のワールドシリーズを行う」と構想を発表しましたが、その後に行われた「PRIDE.34」以降開催される事は無く10月には日本法人を解散。
PRIDEは消滅し、PRIDEの数多くの人気選手はUFCへと移籍していきます。
UFCの隆盛
2005年には格闘技リアリティショーThe Ultimate Fighterがスタートし人気を博します。

そして2010年に軽量級に特化したWEC、2013年にはStrikeforceをUFCに統合し各階級の拡充を行います。
2011年に4大テレビネットワークFOXTVと契約しケイン・ヴェラスケス対ジュニオール・ドス・サントスでは880万人の平均視聴者数を獲得
2014年にはリーボックとファイトキット(パンツやジャージなど)契約を締結。
2016年にはWME-IMG(シルバーレイク・パートナーズ、コールバーグ・クラビス・ロバーツ、MSDキャピタルの共同グループ)がUFCを日本円約4400億円で買収。これはスポーツ史上最高額の買収額となりました。
2018年にESPNと5年契約で日本円総額約1650億円の大型契約を結びます。
PRIDE買収以降UFCは名実ともに世界一の格闘技団体となり、世界中の格闘家から憧れられる存在となりました。
まとめ
今回は世界No.1のMMA団体UFCをざっくり説明しました。
RIZINから興味を持った人もこれを読んでざっくりと知識を持ってもらえれば嬉しいです!
今回はここまで!ありがとうございました!
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